こんにちは
韓国ソウル在住のyuyuです。
韓国での暮らしや情報、ヨガ、料理、おいしいお店などいろいろな情報を発信しています。
ちょっとした暇つぶしに是非お立ち寄りください。
今日は韓国での看護師事情というか私なりの経験をもとにしたお話をしたいと思います。
日本で看護師をしていて、韓国に来て資格をとろうか考えている方も、少なからずいらっしゃるのではないかと。
私が資格を取得したのは10年ほど前になるので現在とは違うこともあるかと思いますが、よろしければ参考にしてください。
韓国で看護師資格をとろう思ったきっかけ
日本で看護師として働いていた私は、ひょんなことから韓国へ住むことに。ひょんなことって何ってかんじですけど。
もともと心配性で石橋をたたいて渡るタイプの私は、韓国でもくいっぱくれないためにはどうしたらいいのかと考えた結果、韓国でも看護師免許をとろうと思い立ちました。
国家試験を受ける方法
さて韓国で看護師免許をとるためにはどうしたらいいのか。
韓国の保健医療人国家試験院のホームページでは外国の大学卒業者の案内として以下が受験資格として載っています。
외국대학 졸업자 안내
힌국보건의료인국가시험원公式サイトより
- 응시자격
- 외국의 의료법 제7조제1항제1호에 해당하는 학교(보건복지부장관이 정하여 고시하는 인정기준에 해당하는 학교)를 졸업하고 졸업한 국가의 간호사 면허를 받은 자
- 1994. 7. 8 당시 보건복지부장관이 인정하는 외국의 간호학을 전공하는 대학에 재학 중인 자로서 그 해당학교를 졸업한 자
ようするに
日本と韓国の医療法の基準にきちんと該当する看護学校を卒業し、看護師資格を持っている
というのが条件です。
なので自分の出身の看護学校が韓国でも同じ基準を満たす学校ですよと認定されれば、日本で看護師免許を持っている方であれば、韓国で国家試験を受けれます。
すでに自分の母校が認定されている場合もあるので、保健福祉部長官보건복지부장관の認証した大学のリストを確認して下さい。
リストに入ってなければ、韓国側の指定するカリキュラムや指定の項目すべて該当する学校という証明が必要なため、膨大な書類が必要となってきます。
私の母校はこのリストに残念ながら入っておらず一から準備する必要がありました。
この書類が本当に大変。もう10年ほど前のことで記憶もぼんやりですが、母校に問い合わせたり、アポスティーユという謎の単語を知ったり、翻訳をしたりと、吐きそうになったのを覚えています。
同じ韓国に住む日本の看護師免許をもっている知り合いは、なんと母校がリストに載っていて、このめんどくさい工程をパスしてたので、めちゃくちゃうらやましかったです。
リストの確認の方法を教えてもらったので、参考にして下さい↓

書類の提出方法など詳しくは힌국보건의료인국가시험원のホームページの외국대학 졸업자 안내の欄に詳しく乗っているのでそちらを参考にしてください。
3回目にして受かった国家試験
私が韓国で看護師資格を取得したのは、2015年なのでおよそ10年前。時の流れっておそろしい。
3回目の受験でやっと合格できました。
日本と同じく試験は1年に1回。合格率は80%以上とこれもまた日本の看護師国家試験の合格率と変わりありません。
当時Facebookでこんな写真を載せてました↓


2013年初めて試験を受けた時。や、もう絵文字の使い方とか若いというかなんというか。恥ずかしい…
手応え全然なかったとか書いてるし、まぁ落ちてるしね。
ここにも書いてますが日本の国家試験会場とは違って、終わって試験会場をでた瞬間、「おつかれさまー!」みたいな雰囲気だったのを覚えてます。え、待って、合格発表ちゃうよ。
そして韓国男子が花束をもって会場外で待ってるのも衝撃でした。え、試験おわっただけやで?
当時ほんとうに全く手ごたえがなかったので、試験に落ちても落ち込まなかったのを覚えてます。そりゃそうやろと。
当時から韓国で仕事もしていたので、試験にすべてをかけてた日本の時とは違って、いつか受かればいいかなくらいの気持ちで受けていたのですが、2回落ちた時に、ちょっとこれずっと勉強するのしんどくない?となって本腰を入れ始めました。
いつか受かればいいといっても、常に勉強しなくてはいけないというのが、頭の中にあるのってストレス。
試験を控えた3ヶ月くらい前から、もうひたすら仕事の休み時間など、休みの日をつかってひたすら過去問を解いていました。
そして3回目にして無事合格。
またFacebookでつぶやいてます↓(自己顕示欲)

合格発表は携帯に届いて、後からパソコンでも確認できました。
仕事中にメッセージが届いて小躍りしたのを覚えてます。
いやーほんと受かってよかった。
後で日本と同じく免許証が賞状として郵送で送られてきます。
私の勉強方法
私はとりあえず過去問一択でした。国家試験の過去問題集を購入し、ひたすら問題をときまくってました。
マークシート方式なので、韓国語は日本語と単語が似てるものも多く、漢字が分かれば、それほど問題の意味の理解は難しくなかったです。
いろんな問題集は買わずに一冊をひたすら解いてました。日本の看護学生のベストセラーのレビューブックも取り寄せて、根本の知識は日本語で復習しつつ、勉強する方法をとってました。
看護師免許をとってからのその後
看護師免許をとったものの、現在私は看護師としては韓国で働いていません。
今の職場は美容皮膚科で日本のお客さまの対応、マーケティングを主にしていますが、日韓の看護師免許をもっているということで、採血や点滴を取ったりするときに手伝ったりしてる程度。正直今の職種ではそれほど役にたっていません。
※皮膚科や美容整形分野の他の病院では資格ごとに10万ウォンの基本給アップなどを条件に募集をかけているところもあります。美容整形、皮膚科では看護助師(日本でいう准看護師)が働いているところが多いです。
でも、今の職種以外でもしっかり働けるという不安軽減要素にはなりますし、持っていて損はないなと思います。
韓国にお住いの日本の看護師の皆さんの少しでも参考になればと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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