韓国の卵「난각번호(殻番号)」って知ってる?番号の意味と選び方を写真付きで解説

韓国お役立ち情報

韓国のマートで卵を買っていて、ふと殻を見ると数字がずらっと書いてあることがありますよね。

私も最初は「賞味期限かな?」と思っていたのですが、
最近になってこの “난각번호(殻番号)”の最後の1桁がとても大事 だということを知りました。

今日は、韓国の卵に必ず印字されている「殻番号」の意味と、どの数字をチェックすると安心なのかを、写真を交えながら分かりやすくまとめます。

韓国では卵1つ1つに「殻番号(난각번호)」が義務化されている

韓国では食品安全法により、
すべての卵に「生産日・農場番号・飼育環境番号」が印字されることが義務化 されています。
※殻そのものに番号を印字するかどうかなど、メーカーによって異なる場合もあります。

つまり、この番号を見るだけで、

  • 生産日
  • どこの農場で生産されたか
  • どんな環境で育った鶏の卵なのか

がすぐ分かります。

特に 最後の一桁が“飼育環境番号” で、ここが一番重要なポイント。

난각번호の見方:どこに何が書いてある?

殻番号の桁数は8〜10桁前後で、メーカーによって少し違います。
順番は卵によって多少前後することもありますが、基本は次の3つです。

韓国の卵殻番号(난각번호)には、

  1. 産卵日(MMDD または YYYYMMDD)
    → メーカーによって “月日だけ” の場合も多い
  2. 農場コード
  3. 飼育環境番号(最後の1桁・1〜4)

が印字されます。

最後の1桁=飼育環境番号(これが一番大事!

韓国では鶏の飼育環境を 1〜4 の番号で表します。

番号飼育環境説明
1放し飼い(방사)屋外に自由に出られる。最も自然に近い。
2平飼い(평사)ケージなしで、屋内を歩けるスペースがある。
3改善ケージ(개선 케이지)従来より広めのケージ。
4既存ケージ(기존 케이지)昔ながらの狭いケージ飼育。最も一般的で安価。

韓国で一番多いのは 4番(既存ケージ) の卵。
値段が安い卵はだいたいこのタイプです。

実際の卵で読み解いてみる(写真あり)

例)1202 JEOF9 2

  • 1202 → 生産日(12月2日)
  • JEOF9→ 農場コード
  • 2 → 平飼いの卵

この“最後の数字”を見るだけで、どのレベルの飼育環境かが分かるのがポイント。

なんで「飼育環境番号」がそんなに大事なの?

理由はいくつかあります。

  • 鶏のストレス度や健康状態に関わる
  • 飼育方式によって卵の品質が変わる可能性がある
  • 韓国では消費者が安全性を気にして選ぶ文化が広がっている

ただし、科学的には
「番号が小さい=栄養価が圧倒的に高い」ではない
とされています。

あくまで「鶏の飼育環境」を示す指標と覚えておくと安心。

卵を買うときの選び方のコツ

最近では写真のようにパックの外装に環境番号が大きく印刷されているものも多いです。

  • 最後の一桁を見る(1→2→3→4の順に自然に近い)
  • 生産日が新しいものを選ぶ
  • 値段と環境番号でバランスをとる
  • 1番・2番の卵はマートによってはコーナーが分かれていることも

私は普段、価格と相談しながら 2番(平飼い) の卵を買うことが多いです。

注意点!殻番号と卵の“等級”は別物

さきほどもチラッとふれましたが、

韓国では卵に

  • 殻番号(飼育環境)
  • 等級(1+、1級など)

の2つの情報があります。

殻番号の「1〜4」は鶏が育てられた環境を表すだけで、
卵そのものの新鮮さや品質とは直接関係ありません。

例えば、等級が1+で品質の良い卵でも、
飼育環境番号が「4(ケージ)」ということもよくあります。

一等級って書いてるから買ってあけてみたら、4番っていうことも実際ありました。

逆に、番号1や2(放し飼い・平飼い)でも、
卵の鮮度や黄身の高さは“等級”によって決まるため
必ずしも味が上とは限りません。

なので、

  • 飼育環境を重視する人は番号を見る
  • 新鮮さや品質を重視する人は等級を見る

という感じで、自分の基準に合わせて選ぶのがおすすめです

まとめ:番号を知るだけで卵選びの安心感が全然違う

韓国の卵は、殻に印字された番号だけで
生産日・農場・飼育環境まで分かるようになっています。

特に 最後の1桁の「飼育環境番号」だけは必ずチェック しておくと、安全性や安心感が全く違います。

韓国に住んでいる人も、韓国旅行でマートに行く人も、
ぜひ一度手に取った卵の番号を見てみてください。

知らずに買うより、
「分かって選ぶ」ほうが、毎日のごはんがちょっと安心になります。

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